嘘がつけない!?

先日の鼻の手術中のことでした。

うちのクリニックの鼻の手術は、7割近くが修正手術です。

全国のいろいろなクリニックの修正手術を引き受けますが、「ここ修正が多いな~」というクリニックや「ひどい手術やっているな~」ていうのは日常茶飯事です。

ところがこの時の鼻の手術はとてもきれいな手術が行われてました。そして術者のこだわりも手術に表れていました。

ちょくちょく修正患者さんがくる全国のチェーン店で、以前もびっくりするような手術がなされていてこちらもややうんざりしていたのですが・・・。

同じチェーン店でも術者によってこれだけ結果が違うことを目の当たりにすると、つくづく患者さんってたいへんだな~と思いました。

当たるも八卦当たらぬも八卦、まさにそんな感じです。

それと同時に、手術って必ずそのあとが残っていて、中を見れば必ず優劣がわかってしまい嘘がつけない、という思いを新たにしました。

たまに自身の患者さんの修正手術をしますが、傷の中をみて丁寧に手術してあるな~って思っても自画自賛してばかりではいけないと戒めていたら、見学に来ていた形成外科医に「瘢痕がなくてさっき手術したばかりに見えます」と。

さすがにプロの目はごまかせないですね。

今後も患者さんの満足アップもさることながらプロのお眼鏡にもかなうような丁寧な手術をしていこうと思っています。