大切なもの

いい教科書や本に出会うとうれしいものです。

ただし、それがいい教科書かあるいはいい本かどうかがわかるには結構時間がかかるようです。

えてしてとっつきやすい本は最初はいいものの、二度と読み返すことのない本になってしまいがちです。

そしてなにものこりません。

いい本いい教科書は何度でも読み返してしまう、そして読みかえす度に新たな発見があります。

最初に読んだときはわからなかったことが、あとで読み返したときにわかるようになる部分が徐々に増えていくようです。

それと同時に自分の成長までわかるようになります。

そういった本はその人の財産です。

人の話の内容にも同じことがいえますが、本に比べると反復することができない分、逆に印象に残った話はずっと心のどこかにひっかかっていて、ことあるたびに思い出されます。

親、友人、家族、先生、先輩、後輩からさり気なくいわれたことで何十年経ってもずっと耳の奥に残っている言葉は、その人の本当の体験に裏打ちされた話であればあるほどあとから思い返して「あ~そういうことだったんだ」と納得することが多いようです。

そういう言葉をたくさんもらって、それを大切にしている人は、きっと豊かな人生を送ることができると思います。

そしてそういった言葉は、心が素直な人にしか届かないようです。

何事も成功する秘訣はそのあたりにあるのかもしれません。