安全性が一番
トヨタ問題についてしばしば書いてきました。
いろいろな意味で考えさせられることが多い出来事です。
トヨタの車が高品質であることは間違いないことだと思います。
消費者が車を手にして、そのあとどのように使っていくかということまでメーカーが責任を持つという点で問題があったのかもしれません。
それにしてもアメリカの公聴会で質問攻めにあっている豊田社長をみていると何とも言えない気持ちになります。
そのあとの従業員との懇話会で、思わず男泣きしたシーンには日本人ならその思いが痛いほど伝わると思います。
以前からトヨタの社風は、本当に地味なものでした。5~6代前の社長は通勤にカリーナを使っていたそうです。しかも自分で運転していたそうです。
徹底的に無駄を省く、そしてできるだけ多くのユーザーに安価で高品質な車を提供することをぶれることなく行ってきたのです。
公聴会で社長が、優先順位を1「安全性」、2「品質」、3「量」であることをあげていましたが、3番の「量」が1番2番を凌駕してしまったことが今回の問題の原因と考えられます。
これは我々美容外科でも全く同じことが言えます。安全性が最優先で次に施術の質であることを再確認する機会としたいです。
ところで私はここ20年ぐらいトヨタの車に乗ったことがありません。最近のコンピューターの塊のような車(エコカーを含む)にはちょっと抵抗があります。
走る、止まる、曲がるという車の基本がしっかりしている、というのが私が車に求めるもので、今回もそれにしたがって非常にシンプルな車を選びました。