悪い予感

今回の地震災害に合われた大勢の方へのお見舞いを申し上げます。

今回の地震の規模もさることながら、地震そのものとその後の津波、火災、そして今後予想される原発事故による放射能被害など多方面にわたる災害の大きさに驚かされます。

特に今後最も懸念される原発事故による災害にはいろいろなことを考えさせられています。

まずその安全性について今まで周囲の住民にきちんとした形で説明がなされていたのかという疑問です。

今回の地震後の東京電力の説明に当初から「曖昧さ」を感じ取っていました。何かを感じ取った、その「何か」の正体は何か、・・・・実は医療界でも似たようなことがあります。

起こってほしくないことの事前説明を行わない、もしそのことが万が一でも起こってしまったら・・・。その時はあいまいな説明で逃げる、あるいは責任のたらいまわし、そういった隠ぺい体質なのではないか、と考えました。

想定を超えた状況を予想することはできないにしても、あらかじめ事故が起きることを予想する、あるいは説明することは可能だったはずです。

それはいまさら申し上げてもどうしようもないことですが・・・。

私が考えるに、今の福島の原発を人体でたとえるなら、人工心肺で生かしながらそのうえで致命的な病巣に対してとても難しい手術を始めようとしている、そのような状況なのではないかと懸念しています。

私の悪い予感が外れて、状況が好転してくれることを祈るばかりです。