情報社会の怖さ

以前にも何度か書きましたが、美容外科に限らず情報があふれている時代になりました。

プロの目から見てどう見てもおかしいと思う治療が流行ったり、逆にしっかりした治療法なのにごく一部の勘違いした人によって間違ったとらえ方をされてしまったり、とにかくカウンセリングをしていて困惑することが日常茶飯事となっています。

とくにネットでしか情報が得られない人にそういった傾向が強いように感じます。

対処法は・・・情報発信源がしっかりわかっている情報だけを信じる(他の患者さんのブログを鵜呑みにするのは危険です。悪気はなくてもその人が正しい情報を発信しているとは限りません)ことです。

クリニックにはメール相談だけでなく、必ず直接医師と向かい合って、納得できるまで相談することが重要です。

こんな当たり前と思われることをきちんとしないで、いい結果など得られようもありません。

ネット上のいい評判、悪い評判のどちらも「なりすまし」「同業者の嫌がらせ」などであふれていてあてになりません。

うちのクリニックでは、患者さんを間接的にだますことになる「ネットでいい評判を書き込む業者」からの誘いも相変わらず多いのですがすべて断っています。

また患者さんを契約クリニックに紹介する「情報センター」とも契約はしていません(不思議なことに契約していないにもかかわらず患者さんを紹介してくださる善意の紹介業の方もおられるようです・・この場をお借りしてお礼申し上げます)。

美容外科を志している仲間にそういった不正をするものがいるとは信じたくありませんし、逆に正直者が馬鹿をみる世の中だけは見たくありません。