来年も続けていきたい事
美容外科クリニックにとって1年で一番忙しい月が、すでに半分経過しました。
毎年恒例?の振り返りと来年の抱負を、と思いましたが・・・。
一言、来年も続けていきたいことを書きます。
それは、鼻の手術、特に鼻先の手術の患者さんによる「術中確認」です。
詳しいことはまたの機会に書くことになるかもしれませんが、とにかくこれを続けていきたいのです。
その理由は、ここにこそまさに手術に対する患者さん側の意識と医者側の意識の違いが決定的に出てくるからです。
ほとんどの美容外科医の意見は、「鼻の手術中に出来栄えを確認することは全く意味がない!」と言い切ります。
私自身ももちろんそういった「美容外科」からの立場から言わせてもらうならば「意味なし」です。
つまり術後にいろいろ起こる医学的な反応を考えると、術中にいくら確認してもそれがそのまま結果になるわけではないから、というのがその理由だと思います。
ところが逆に術中の確認を希望される患者さんは、これができるからうちのクリニックを選んだとおっしゃいます。
患者さんも術中に確認したことが100%結果になるとは考えていないかもしれませんが、手術結果に納得するためにはこれが一番重要と思っているのではないでしょうか。
手術に対する考え方の違いが分かってとても面白い、というのが私の実感です。
術中に目を輝かせてご自分の鼻を見ている患者さんの姿を拝見して、美容の手術は患者さんにどれだけ「感動」を与えられるか、だ、と我々も実感できるのです。
こちらも患者さんの感動をおすそ分けしてもらっている気分です。
だからこれだけは続けていきたいのです。
来年は、これをもっと発展させていきたいぐらいです。
ご希望の患者さんにはご自身の手術中のすべてを見ていただけるようなシステムができればなあ、と考えているのですが・・、これはちょっとやりすぎかもしれませんね。