消えていくアナログ
世の中のいろいろな分野の進歩に比べて、美容の手術は旧態然としています。
手術法の進歩はあるにしても、ハード面では相変わらずメスと鋏と・・でほとんど進歩がないようです。
けれどもそのおかげ?で私たちは、今まで積み重ねてきたことが無駄にならずに済んでいます。
アナログ時代のオーディオや、アナログの1眼レフカメラ、カメラのフィルム、LPレコード、ブラウン管テレビなどは10~20年ぐらい前から徐々に少なくなり、最近ではめっきりお目にかからなくなりました。
アナログテレビもおそらく同じ運命をたどると思われます。
10代のころは友達同士でステレオのアンプやスピーカーをつくって競い合っていました。真空管アンプのキットはあこがれの的でした。
レコードもターンテーブルが音に共振しないようにセメントを家の基礎から流し込んでその上に置いていた人もいます。
今でもマニアの間ではこういったことをされている人がいるかもしれませんが、はるかに音のいいI-Podに慣れ親しんでいる今の若者から見ると滑稽な光景に映るでしょうね。
そうやって考えると、相変わらずメスで手術をしている我々が活躍できているのは本当にありがたいことです。
そういった意味でもこの道を選んでよかった、と思うこともあります。ただいつまでこのような時代が続くのかは誰にもわかりません。