美容外科手術でトラブルを避けるために100
カウンセリングで嘘をつかないことが美容外科手術でトラブルを避けるうえで大事といいました。
一方勤務医にとってオーナーを満足させるためには早急に売り上げを上げることを考えないといけません。
そのためには多少の嘘もつかないと患者さんが手術を受けてくれないこともあります。
このジレンマをどうするか、ですよね。
実はこの問題は美容外科医を続ける上でいつまでも付き纏う問題で、永遠のテーマなんです。
売り上げを上げていくことがなかなか難しいドクターもいれば、片やセールストークを苦も無く言えて短期間にどんどん売り上げを上げていくことができるドクターがいるのも事実です。
しかしたとえ美容外科でも5年10年とみていくとそのドクターの本当の実力が露呈してきてそれにふさわしい売り上げになっていきます。
たとえ売り上げという数字に出なかったとしても医師としての真の評価も上がってきます。
そこに関係してくるのは、やはり美容外科医の「患者さんに対するリスペクト」する姿勢だと思うのです。
一人一人の患者さんに丁寧にカウンセリングをして手術を受けていただき検診もきちんとする、術前の約束を守る、ということがずっとできるかどうかです。
往々にして、短期間で売り上げを上げていくドクターの患者さんによる評価は芳しくないことが多いようで、患者さんを大切にしていないな、と感じます。
美容外科医にとって患者さんは最も大切な存在でありさらに診療を行う上でのヒントや改良点を教えていただける存在でもあります。
このことを肝に銘じて日々の診療を行い短期的に目先の売り上げに振り回されることなく長期的視点にたって患者さん一人一人からの信頼を多く積み重ねていくことで、その結果としてトラブルを避けて患者さんの満足度を上げていけることになると思われます。
今回でこのシリーズも100回となり、きりがいいのでいったん終了といたします。
これからは少し動画のほうに力を入れて情報を発信していこうと思っていますのでそちらもよろしくお願いします。
動画はこちら↓