美容外科手術でトラブルを避けるために15
目じり切開、下眼瞼下制術(グラマラスライン、たれ目)について
この二つの手術の意味をよく理解して行うようにしましょう。
これは目頭切開の逆です、黒目の外側の白目の面積が増えます。
結果、黒目が寄っているように見えます。
黒目が寄って見えるとなんとなくかわいらしさが増します(赤ん坊の顔を見ればわかりますよね)。
目じり切開で切れ長の目を期待している患者さんがいますが、ちょっと違います。
目じり切開を「股裂き」と考えれば、これをすることで目じり側の開瞼幅が増えることで上記のような効果がでます。
また目じり切開の時に外眼角靭帯を少し緩めることができるので、これと下眼瞼下制術を同時にすることでたれ目効果が増します。
実際に手術をするときに気を付けることはやはり局所麻酔の注入時です。
特に結膜側に局所麻酔が注入されるとぶよぶよになり何が何だか分からなくなって縫合が適当になります。
少しずつ局所麻酔を入れながら正確に切開します。
この手術も術後の検診を注意深くすると自分の縫合の問題点がよくわかりますよ。
下眼瞼下制術については次回に回します。