規模が大きいことの弊害

つまらない政治の話です。

なぜつまらないか、を考えてみると政治の現実感のなさにあります。

その原因のひとつに「日本国」の規模が大きすぎることがあげられます。

日本人は自国を小さく見る傾向があるような気がするのですが、ヨーロッパの国々からみると日本は大国です。

経済規模にかぎらず実際の国の面積、人口からいってもかの国々からみると日本は「大国」だといわれます。

それにもかかわらず、我々はみんな一緒にやっていける、やっていかなければならない、という幻想に縛られているような気がします。島国であるという条件も大きいとはおもいますが・・。

ヨーロッパの中の福祉が厚い国をみて日本は遅れている、と考えるのはこの「規模のちがい」を無視した議論であると考えます。

規模が大きいと個々の意見が政治に反映されにくく、政治も民意よりもまず選挙を意識した政策になりがちです。

規模が大きいことはいい面もありますが、今の時代には弊害のほうが目立ってくることもあります。

個人の意見が反映されている実感がもてる政治には、規模の大きさがかえってネックになります。

美容外科も患者さんひとりひとりのご希望にそったきめ細かい治療を実現するには、規模を大きくしたクリニック経営はかえってネックになると考えます。