運動神経

最近になってやっとわかったことがあります。

いろいろなスポーツがありますが、運動神経のすぐれている人は体のどこに力をいれてどこの力を抜くか、ということを本能的にすぐにわかる人だと思います。

スポーツをするうえで体に力を入れることは必要ですが、難しいのは腕や脚以外の主に体幹部分に意識して力を入れることがとても難しいのだと思います。

運動神経の鈍い人はどうしても腕や脚といった目に見えるところばかりに力がはいってしまって動作がぎこちなく十分に力が発揮できないということに気付きました。

そうであれば、体幹のどこに力を入れ、それ以外のどこの部位の力を抜けばいいかを考えてスポーツの基本動作をすれば、飛躍的に上達することが実感できると考えています。

運動神経の鈍い人はこれらのことを本能的に会得できないので考えて動作を行っていくことが必要です。

走る、歩く、投げる、跳ぶなどの基本動作を考えながら繰り返し行うことで、最初は意識しても徐々に意識せずにできるようになるはずです。私の考えでは半年間同じ基本動作を繰り返すことが必要だと思っています。

スポーツにおいてこんな基本的なことが分かるまでに私は50年かかりました。

学校の「体育」の授業ではやみくもに生徒に運動をさせ競わせるのでなくこういったことを早い時期にちゃんと教えてくれれば、その人の一生涯にわたってスポーツを親しむことができるようになるはずです。