鼻の手術は演出である

鼻の手術のときに、気を付けていることを2,3あげてみます。

手術前、こういう鼻にする、といった強い具体的なイメージを思い描きながら手術に臨むようにしています。

漠然としたイメージでは、術者の心構えとしてはすこし足りないと思います。

術者に強烈な形のイメージがなければ、目標のない手術に陥るように感じます。

逆に言えば、それほどまでに思い通りにいきにくいのが鼻の手術だということでしょう。

あとは物理的な計測を頼りに鼻の手術をすることもありますが、演出するという感覚も必要なのが鼻の手術の特徴のような気がします。

たとえば鼻を小さくする手術では、物理的に小さくすることも大事ですが、小さく見せるような仕掛けを作ることも大事だと考えます。

そういった点から、鼻の手術をしていると演出家や監督になった気がすることもあります。

鼻の手術でキャスティングを考えるとき、主役は何かといえばそれは絶対に「鼻先」です。

やはり「鼻先」は鼻のなかで花形です。

鼻先が決まると鼻全体がとてもバランスよくなってきます。

鼻筋(鼻背や鼻根部)は脇役です。

ですからここが鼻先よりも目立ってはいけません。

脇役は重要ですが、あくまで鼻先を引き立てるために存在するものです。

小鼻(鼻翼)も脇役です。

脇役が重要でない、ということではありません。

脇役がなければ主役(鼻先)が生きてこないからです。

・・・そんなことを考えながら日々の「鼻の手術」に臨んでいます。

美容外科・美容皮膚科
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