2021年に向かって 3

仕事面における個人の目標

美容外科手術で一番関心を寄せているのが、脂肪注入における生着率アップです。

何度も書いてきましたが、生着率の計測が可能になったのでこれを利用して脂肪の残存率をいろいろな方法で比較できる状況になりました。

もちろん患者さんの了解を得たうえで患者さんに不利益にならないようにすすめて行きたいと思っています。

もう一つは、これから5~10年かけての後輩の育成です。

これには手術の技術面も含まれますが、もっと広い意味での美容外科について伝えていきたいと思っています。

これも何度も書いてきましたが、美容外科はとかく「手術で何をするか」に目を向けがちですが、患者さんのなりたいイメージや我々が目指すイメージのゴール設定が非常に重要であることを伝えていきたいと思っています。

それと美容外科クリニックの経営、これもいままで何度もこのブログに書いてきましたが、診療に大きな影響を及ぼすクリニックの経営方針と具体的なマネージメントについて

これは後輩に伝えるというよりは自分自身がこれからの10年磨き上げていかないといけない事項になります。

これは診療の質の維持と診療圏の拡大という美容外科でもっとも難しい難題がかかわってきます。

過去、この難題をクリアした美容外科クリニックはほとんどありません。

要するに美容外科を個人経営レベルからビジネスレべルに転換するときに医療の質をどこまで維持できるか、という問題です。

これには私一人の力では実現不可能で、多くのスタッフと医療関係者、外部からの協力者が必要です。

私の役目はそれらをまとめつつ、自分の理念を間違いなく伝え広げていくことだと思っています。