作品紹介(9600)
ここのところかたい話ばかり続きましたのでちょっと脱線です。
私の作品をご覧ください。
最近出来上がった(未塗装)蒸気機関車です。スケールは1/80、いわゆるHOと呼ばれているものです。
元になっているのは9600という形式(キューロク)の蒸気機関車で主に戦前に活躍しました。
模型は真鍮キットを組み立てたもので、部品点数は約350点あり、そのほとんどは「はんだ付け」でくみあげました。工期は2か月です。
キットはこの世界では有名な「珊瑚模型店」のもので、鉄道模型製作の世界ではここの蒸気機関車が組み立てられたら「一人前」と言われています。
鉄道模型の奥が深いのは、形を組むばかりでなく動力が複雑に動くところを再現できるところです。走行シーンをご覧ください。
片側4つの動輪はロッドという連結器でつながっていますが、これ以外にも多数のロッドがあり、これらが干渉しないようにスムースに動くようになるまでに何回も何回も調節が必要です。
今年1年で製作した蒸気機関車はこれで3台目で、電車や電気機関車などをいれると13台ほど作りました。