RCサクセションの思い出

先日忌野清志郎さんが亡くなりました。

わたしにとって最初の忌野清志郎さんは「RCサクセション」時代の清志郎さんです。

今から30年近く前、当時RCの熱烈なファンだった友達にコンサートに連れて行ってもらったのが最初です。RCは当時、過激すぎてテレビに出ることがありませんでした。

とにかくド派手な衣装とパワフルな演奏に圧倒されました。黄色のパンツにピンクのジャケットの清志郎さん。ステージを飛び回るパフォーマンス。それ以来のファンです。

いまどきの人には珍しくもないのでしょうが、なにしろ30年前です。奇抜な衣装なのですが、それが妙にかっこよかった。普通の人が真似すると「お笑い芸人」になっちゃいますが、清志郎さんだと断然かっこいい。

好きな曲は「トランジスタラジオ」。歌詞がとてもわかりやすいけど、今聞いても全然違和感がありません。

その後医者になってしばらく聴くことがなかったけれど、30才ごろにテレビで聞いた曲が「パパの歌」。当時2児の親になって「がんセンター」で死に物狂いで働いていた私にとって、この曲はとてもうれしかった記憶があります。

最近は歌手にとって致命的な喉頭がんと聞いて気にはなっていたのですが、こんなに早く亡くなられるとは思ってもいませんでした。

清志郎さんは口ひげ(下唇のすぐ下のひげ)をのばしていましたが、ここだけはある黒人歌手を尊敬していて剃らないのだといっていました。(レイチャールズだったか誰だったか忘れました)

私もここのひげを剃ろうとするとそれを思い出して、どうしても剃れないのです。ご冥福を祈ります。ありがとう。