形成外科学会
先週われらの地元、名古屋で「形成外科学会総会」がありました。
この学会でわたしが注目していたのは、上まぶたに関する演題でした。眼瞼下垂の発生機序について信州大学の先生の発表がありました(ご存知のように信州大学の松尾教授は、眼瞼下垂についての元祖。)
何回も上まぶたの手術をすることで、術後眼瞼下垂になるのは挙筋の層がズレてくることによる、というのが私の持論なのですが(過去の記事参照)、そのことに関する発表かとおもって期待していたところ、内容はちょっとちがっていました。
松尾先生は眼瞼挙筋にはsuperficialとmiddle、 deepの3層があることを指摘されていて、今回もそのことにはふれられていました。
今回の学会では、美容外科のセッションは半日しかなく欠題が目立ったにもかかわらず、会場はほとんど満員で関心の高さがうかがえました。
私は今回の学会では演題を出しませんでしたが、秋の美容外科学会(広島)にはなにか発表する予定です。