美容外科手術でトラブルを避けるために41

鼻の手術でどうしてもマスターしなければトラブルが避けられない手技に「鼻中隔延長術」(以下SEG)があります。

そして耳介軟骨によるSEGが終了し、これから肋軟骨によるSEGになります。

肋軟骨の特徴を書いていきます。

肋軟骨の一番の利点は、その強度と長さにあります。

利用する肋軟骨は第6か第7になります。

傷の位置が乳房下線に一致しやすいことから第6を選択することが多いですが、韓国の先生などは第7を好んでいるようです。

これには肋軟骨採取における難点が深く関係していますが後で詳述します。

まず自分が行っている方法を書きます。

これにもいろいろな方法がありますが、長年患者さんの術後状態をフォローして得た知見から、一番オーソドックスな方法を好んでいます。

肋軟骨を長さ40~45mmで採取しますが、形成外科で肋軟骨採取をしてきていると思いますので肋軟骨採取は楽勝だと思います。

採取した軟骨を長軸方向に半切して得られた2片を削ってできるだけ薄くし、これで鼻中隔軟骨を挟むというやり方をしています。

軟骨片は6~7本のプロリンで固定しますが、とにかく頑丈なSEGになるように固定していきます。

このあたりの動画はインスタにあげていますので参考になさってください。

美容外科・美容皮膚科
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