美容外科手術でトラブルを避けるために43
肋軟骨による鼻中隔延長術(SEG)について書いています。
さて肝心なことを書くのが遅くなりましたが、どんな患者さんに肋軟骨による
SEGの適応があるかという問題です。
私の中でほぼマストなのは、鼻先を含めた鼻の「修正手術」です。
過去に鼻尖縮小術 鼻尖形成術 鼻中隔延長術を受けている患者さんと場合によっては隆鼻術だけの患者さんでも、修正手術の場合は肋軟骨移植によるSEGの適応になります。
最終的にはこういった患者さんの鼻先を触診して、硬さと動きなどを参考にして「耳介軟骨」か「肋軟骨」かを決めます。
何らかの事情で術前にどうしても決められない場合は、術中の判断になります。
その場合は、肋軟骨によるSEGで準備し(全身麻酔など)、肋軟骨でなくても大丈夫な場合は耳介軟骨に切り替えるということになります。
術中の決め手は、私の経験でいうと鼻翼軟骨の状態が一番大きなポイントになります。
詳細は次回以降で