美容外科手術でトラブルを避けるために44
鼻中隔延長術(SEG)は鼻先の手術でマストの手術です。
ということは鼻の手術でも中心になる手術ということになります。
SEGを失敗することは鼻の手術の失敗になります。
それぐらい確実に行わないといけない手術なので、少しやりすぎだろうと思うぐらいしっかりした手術をしてもやりすぎということはないです。
なので耳介軟骨か肋軟骨か迷う場合は、肋軟骨を選択するべきです。
もし耳介軟骨でSEGをして術後強度不足で曲がりが出たとき、これをやり直すことを考えると最初から肋軟骨でSEGをしておくべきです。
それほどSEGのやり直しは難しい手術になります。
自身の経験でいうと他院のSEGの修正は最難関手術です。
SEGそのものをやり直す手術は難しいのですが、SEGがなされている鼻の手術の修正はとてもやりやすくなります。
例えば鼻先の位置を少し修正するとか高さの調整をするとかは、SEGが確実に行われていればとても簡単だしミリ単位の調整ができます。
しかも術後の後戻りとかはほぼ避けることができます。
このようなSEGについて、欠点はないのかなどは次回に。