美容外科手術でトラブルを避けるために48
鼻先の作り方です。
鼻翼軟骨のコントロールをすることで鼻先を作り出すのですが、原則に則って一つ一つをクリアします。
まず、鼻先は一つではないことを自覚しないといけません。
鼻先は英語でtip defining points(TDPs)です。
英語の教科書を見ると必ず複数形になっています。
ダイアモンド型に4つと表現されることがありますが、私は2つでいいと思っています。
要するに「一つではない」であればいいです。
なんとなく鼻先に耳の軟骨を移植した結果、鼻先が一つの点で尖ってしまうと「手術で作りました」という鼻になります。
さらに重要なポイントは、これも教科書に書いてあります、各種break pointを意識して鼻先を作ることです。
supuratip break point、infralobular break pointなどです。
これらのbreak pointはどうやって作るかといえば、鼻翼軟骨に対する操作によります。
しかし、鼻翼軟骨は元来固定されていない軟骨ですからそれほど簡単ではないです。
そこで、やっと今までの話とつながったことが分かったと思います、そうです鼻中隔延長術SEGの出番です。
このSEGが、左右の鼻翼軟骨の間に固定源を作ってくれますから、自由に鼻翼軟骨を操作しコントロールできます。
鼻先の正しいイメージとSEGがあれば鼻先は半分マスターしたようなものです。