鼻の手術その2

鼻はバランス手術だと申しました。

「バランス」を考えたとき、その中心になるものがあるはずです。

中心があった方が手術のバランスを取りやすいともいえます。

では鼻の手術を考えたときにこの中心になるものは具体的に何か?

それは鼻尖だというのが私の考えです。

鼻尖の高さ、位置、形、そういったものが決められればそれに対して鼻背はどうか、鼻柱はどうか、鼻根部はどうか、それらが決まれば次は眉間はどうか、前額はどうか、

鼻柱が決まれば、それに対して鼻翼はどうか、頬はどうか、上口唇はどうか、上口唇に対して口角はどうか、下口唇はどうか、頤はどうか、

鼻尖に対してこれらをどうバランスをとっていくかの具体的なライン、関係は存在し、詳しくは教科書に掲載されています。

鼻尖を決める、ということが鼻の手術をすすめる上での出発点です。

ところが、、ご自分の鼻先を触ってもらえばわかると思いますが、360度どのようにも動かせてしまうのが鼻尖です。

容易に動いてしまう鼻尖が鼻の手術の中心点にせざるを得ない、ここに鼻の手術の難しさがあるのです。

続きは次回で、、、