鼻尖縮小術≠すっきりした鼻先の手術 2

前回の続きです。

まずここで鼻先をすっきり見せるにはどこをどうしたらいいかを再確認しましょう。

丸い鼻先をすっきり見せるには、鼻先の頭側(supratip)の丸さをなくすことが重要です。

鼻先がすっきり見える人の鼻先をじっくり見てみましょう。

鼻先をとがらせるというよりは、鼻先の頭側が平坦かつ鼻先の尾側に丸みがある、その結果自然に鼻先ができてすっきりみえるようになります。

この部分(鼻先の頭側)を平たんにすることを鼻尖縮小術と考えれば、鼻尖縮小術=鼻先をすっきり見せる手術になります。

なので、ここからは「鼻尖部」といえば「鼻先の頭側部分」ということにして話を進めていきますね。

前回の話にもどりましょう、鼻先を細くするにはフレームワークを小さくすると同時に「鼻尖部」の皮膚を薄くする必要があります。

確かに「鼻尖部」に皮下脂肪が多い人にはこの皮下脂肪を切除することは絶対に必要です。

場合によっては「脂肪融解注射」で小さくしようと試みることもできますが、効果はあまり期待できないかもしれません。

そこで手術で「鼻尖部」の脂肪を取ればいいと考えます。

しかし脂肪は減量できたとしても、必ずしも「鼻尖部」が平坦になるとは限りません。

なぜなら、鼻先の皮膚の形状が「記憶」されているからです。

鼻尖部の皮膚が厚い人は、フレームワークを小さくし、皮下脂肪も減量したとしても、皮膚そのものは自立して丸い形を保とうとすることが多いのです。

皮膚の面積が余っていると考えることもできます。

これをどうすれば平坦化することができるかを次回以降で書いていきます。