鼻尖縮小術≠すっきりした鼻先の手術 3

丸い中空のゴムボールの一部を平たんにすることを考えましょう。

少し空気を抜いたあとに、一部を押してそこを平たんにするのはなかなか難しいことに気づくでしょう。

押していくと平たんにならずに急にへこみます。

少し空気を入れると完全に元に戻ってしまいます。

「鼻尖部」を平たんにすることはこのボールの一部を平たんにすることと似ています。

鼻尖部を平たんにすることを考えるとき、いっそのことこのボールのようにへこむぐらいにした方が鼻先をすっきりさせやすいのではないかと考えたのです。

そのためには、鼻翼外側脚の形を凸から凹に変化させることと軟骨と皮膚の間に隙間を作らないようにすることが重要です。

そしてこの二つを同時に実現するには「鼻中隔延長術」を行うことがどうしても必要になります。

このことは「鼻中隔延長術」の記事に詳しく書きましたので知りたい方はそちらを参考になさってください。

丸い鼻先をすっきりさせるには、このようにすることで若干鼻筋が反ったような、その結果やや鼻先が高すぎたり尖りすぎる印象になるところまでいったん変化させる必要があると考えたのです。

「鼻先とがり計(温度計のような)」なるものがあったとしたら、いきなり適尖(適温のようなもの)にするのはかなり難しいのですこし過尖にするのです。

最初はやや鼻先の尖りが行き過ぎるところまでいったん持っていければ、そこから適尖に持っていくことは、熱すぎるお湯を適温にさますことが簡単なように手間が少ないものです(最初からぬるいお湯をなにもしないで熱くすることが難しいようにあまり尖っていない鼻をとがらせることはかなり難しい)。

鼻先をすっきり見せるためには我々日本人にとってここまで考えて手術をしないと実現がかなり難しいのです。

鼻先を糸で縛ったり、鼻先の脂肪を注射で溶かしたりすることで鼻先がすっきり見せられるものならどんなにか我々の仕事が楽になることでしょう。

そしてもうひとつ鼻先をすっきり見せるのに重要なことがあります。

それは次回以降で