フェイスリフトについて(2)

※注意 この記事は手術中の画像を含みます。

前回は、フェイスリフトという手術についておおまかな説明をさせていただきました。
今回の記事では手術中の写真を交えて、当院での手術のやり方などより具体的な話をしていこうと思います。

当院のメニュー

当院のフェイスリフトは次の3つのメニューを用意しています。

  • ミニフェイスリフト
  • ミディアムフェイスリフト(スタンダードSMAS)
  • フルフェイスリフト(ハイSMAS)

この中からそれぞれの患者様の御要望、皮膚・皮下組織の状態、たるみの度合い、これまでの手術歴 などを総合的に考慮し
その患者様に最も適した術式を提案させていただきます。
それぞれの術式の違いについてはかなり細かい説明になりますので今回は割愛し
現在名古屋駅前院で最も多い ミディアムフェイスリフト(スタンダードSMAS) について解説していこうと思います。

ミディアムフェイスリフト(スタンダードSMAS)

現在名古屋駅前院で最も多く行っている術式です。

「ミディアム」という名称ですが、内容は一般的に「フルフェイスリフト」と呼ばれているものと同内容と考えて問題ないでしょう。

もみあげの生え際、耳前、耳後ろ、後ろの髪の毛の生え際、を切開し、SMASの引き上げを行う術式です。

この方法を行うことで

  • ほうれい線
  • 口元のたるみ(マリオネットライン)
  • フェイスライン
  • 顎下のたるみ

の改善を期待する事ができます。
この中でも特に、口元のたるみと顎周囲のフェイスラインの引き締めには強力な効果を発揮します。

当院でこだわっていること

フェイスリフトは非常に繊細な手術です。
傷跡は比較的大きいですし、神経麻痺のリスクもあります。
なので皮膚切開から最後の皮膚の縫合まで全ての手技に注意を払って行う必要があることは言うまでもないのですが、
特に力を入れて時間をかけて行っているのが

  • SMAS下の剥離
  • リガメントの処理

になります。

SMASの下を、神経を損傷しないように注意深く剥がしていき
リガメントという骨から皮膚まで連なるつっぱりを解除していきます。

ここで実際の症例写真を ※閲覧注意

SMAS-platysma flap

リガメントを少しずつ外していっている最中の写真です。
持ち上がっているのがSMASと広頚筋という筋肉で、
鑷子で指しているのが大頬骨筋という筋肉になります。

美容外科医以外はよくわからないかもしれないので、少しわかりやすくしました。

このようにSMASは広頚筋という筋肉とひとつながりになっています。
筋肉部分は比較的わかりやすいですが、筋肉のない部分は薄く、破れやすい場所なのでより慎重に剥がしていきます。
この後さらにリガメントを外していきながら奥まで剥がしていき、耳方向へ牽引して固定します。
この時にたるみがとれていれば手術が上手くいっている証です。

この後のSMASの固定の仕方などは患者様それぞれに合わせて若干異なりますが、
写真でお見せした操作は毎回行っています。

いかがでしょうか。

長くなりましたが、これでもフェイスリフトという手術のごくごく一部しかお話しできていないと思います。

しかし、手術の特に重要な部分については知っていただく事ができたのではないでしょうか。

手術を検討している方、今は考えていないがいずれは考えたい、という方の参考になれば幸いです。

こちらにモニター患者様の症例写真などもありますので、御興味のある方はこちらへ。

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