ブーム

ヴェリテの今年の1月は、ちょっとヘビーな手術が続きました。先日の手術は朝8時から始めて終わったのが夕方5時、実質9時間の手術でした。1月は例年大きな手術が少ないのですが、どうしたのでしょう・・。

ヴェリテのことはこれぐらいにして、世の中は急激な円高になっています。去年の夏ごろは1ドルが120円以上したのですが、今日の朝は、1ドルが106円ぐらいになっています。ある国の通貨の強さは、通常その国の国力を反映しています。つまり通貨が強い=国力が強い、と考えられるわけで、円高=日本国の強さ、になるわけですが・・・・。

しかし最近の日本をみると、国力がアップしているとは少々考えにくく、この円高も一時的なものと考えられているようです。輸出産業や外貨資産をたくさん持っている人にとってはつらい時期ですが、海外旅行する方にはとてもいいタイミングです。

美容外科、美容皮膚科も今は空前のブームで、供給側、需要側ともにどんどん伸びているように見えます。最近では新卒医師のなりたい科の上位にランクされているようです。我々が医師になったころには考えられなかったことです。

これが長期的な現象であれば、歓迎すべきことかもしれませんが、一時的なものならばやがて淘汰の時代がやってくると思われます(実際にエステが出資しているクリニックがつぶれたなどという噂がちらほら聞こえてきます)。その時は美容医療関係者にはつらく厳しい時代となるわけですが、患者さんにとっては医療の選択の幅がひろがり、値段も下がるので今まで以上に身近な美容医療ということになります。

円高にしても、美容ブームにしても、見方によってはいい場合もあるしそうでない場合もあるということでしょうか。