こぼれ話5
美容外科医に限らず、社会的に成功するには「信頼の積み重ね」が一番大事だと考えます。
しかしこの積み重ねが成功につながるまでには時間がかかることが欠点です、いや欠点でした。
とくに情報のよこのつながりが少なく一方的だった時代(個人がネットを使って情報発信することが自由になる「前」の時代)には、おそらく一人の美容外科医が一生をかけてやっと「信頼できる医師」という情報を世の中に知らしめることができたと考えられます。
しかし残念ながらそのころには、もう目も見えないし体力も落ちた「おじいちゃん美容外科医」になってしまって患者さんの要望に応えられなくなってしまってました。
逆にそんなまどろっこしいことは考えない医師は、それを逆手にとって「とにかく患者さんを集めたもの勝ち」ということで美容外科でおいしい思いをしてきたそんな時代でした。
しかし、美容外科にも情報時代の波が押し寄せすっかり状況が変わってしまいました。
患者さんのSNSを使った情報拡散で、信頼できる医師のセレクトが患者さん側でかなりの精度で可能になってきました。
そういった状況に一番順応しているのが若い世代(患者さんも医師も)です。
ですから、信頼の積み重ねが今後ますます重要になってきます。
次回はこの情報社会の落とし穴、についてです。