美容外科手術でトラブルを避けるために31
鼻における移植材料として人工物について書いています。
人工物のメリットについて書いてきました。
美容医療における人工物の代表は「豊胸バッグ」です。
これも何十年も前から使用されてきています。
その間にいろいろな材料が出ては消え、出ては消えていきました。
最近でも「アラガン」社のテキスチャータイプのバッグの危険性がいわれるようになりあっという間に使用中止になりました。
実はこのバッグが今までのバッグと違うのは、国内で「豊胸バッグ」として最初に正式に認められたバッグだったのです。
何年も治験を行い厳しい(と思われていた)検討・調査の末に厚生省に認められたにもかかわらず、あっという間に使用中止になりました。
この経緯からわかるように、人体に人工物を使うことはどんなに慎重に検討・調査しても100%安全とは言い切れない、という事実です。
今は「鼻」について早く書きたいのであまりこの問題こだわっていられませんがいろいろなメリットはあるにしても人工物の使用には慎重にならざるを得ないという事実を知っておきましょう。